本プログラムのねらい
従来の目標管理制度(MBO)では、目標を定め、期末に達成度合いを評価するという流れが一般的です。しかし、経営環境の変化が加速する中で、期末=結果が出てしまってから評価しても遅く、これらの制度に行き詰まりを感じる企業が増えています。 また、最近では、MBOに替えて、Googleなどで採用されているOKR(Objective & Key Result)を取り入れようという企業もあります。 このような中、組織の目標と各人の目標のつながりを明確にし、社員の成長と事業の成果創出を促すための人材マネジメント手法として、「パフォーマンスマネジメント」に注目が集まりつつあります。パフォーマンスマネジメントは、適切なフィードバックとチェックインを通じて、従業員の能力とモチベーションを引き出しながら、同時にビジネス上の目標達成を行うことを目的としています。 本プログラムでは、パフォーマンスマネジメントの基本を学び、成果達成までのプロセス、目標設定の仕方、部下への期待の伝え方や日々のフィードバックの仕方を理解したうえで、これからのアクションプランに落とし込みます。
パフォーマンスマネジメントとは
人の成果達成を導くための「成果定義」に始まり、「成果創出」までの一連のプロセスのマネジメントです。継続的に成果を出し続けるために必要なことは、やらされ感ではなく、あくまで部下自身が自律的に行動を起こし、部下自身がその成果の達成(成長)を実感できることです。そのためにはマネージャーとしてどのような支援ができるのでしょうか。部下を発展させ、ひいては組織の発展につなげていくのがパフォーマンスマネジメントの重要な役割なのです。
このような課題をお持ちの方におすすめ
- 目標管理制度がうまく機能しておらず、メンバーが自律的に成果を達成させることにつながっていない。
- 目標管理での成果目標や期待成果が明確な言葉にできておらず、売上やシェアだけになりがちだ。
- 重要な目標達成の指標(KPI)や測定のための指標が設定しにくく、できていないことが多い。
- 部下の目標設定を支援するのが難しい。
- 目標を達成させるための、各部下・各メンバーへのコーチング・ポイントがわからない。
「多様な働き方」を支援することでも注目!
働き方改革でテレワークや在宅勤務が導入された、あるいはグローバルに人員が配置されている等、目の前に部下がいないという環境下において、部下のパフォーマンスをどのように管理すればよいのでしょうか。上記に対応するには、目標(最初)と成果(最後)を点で見るのではなく、「成果達成までのプロセスや環境」という面で見る必要があります。そのため、日々のフィードバックと評価を行いながら、業務を成果へと発展させるパフォーマンスマネジメントが注目されるようになりました。
プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です
1日 10:00~17:00
対象
- 人材育成と事業成果を同時に達成したいマネジャーの方
- 形骸化した目標管理でなく、成果の出せるマネジメントをしたい方
- 多様な働き方に対応した目標管理を導入したい人事部門の方
- 組織と人のパフォーマンスを上げたい経営企画部門の方
費用について
実施にかかる費用については、「よくあるご質問」をご覧ください。