本プログラムのねらい
業務改善を推進するための可視化、改善のためのスキルに加え、マネジメント力向上や継続的改善推進を実現する業務・情報システムの仕掛け、仕組みを、講義とワークショップを通じて習得します。 BPRが顧客満足、競争優位を劇的に確立する業務改革をねらうのに対し、本研修では継続的に改善を推進する仕組みづくりに重きを置いています。 業務プロセスの特性を構造的に捉え、本質的な改善を進めると共に、情報システムを活用したより効果的・発展的な管理の仕組みのつくり方を習得します。
- “ビジネスの持続的成長モデル”を基点にしたあるべきビジネスプロセスマネジメント(BPM)概論を説明し、体系的にBPMを理解します。
- 概論に加え、BPMが本来目的とする“経営目標を達成する人と組織と業務づくり”を可能とする業務と情報システムの仕組み化ポイントを学びます。
- 業務設計から業務運用、継続改善まで一気通貫で実践的に学び、演習で用いる分析ツールやフォーマットを活用することでエッセンスを社内に適用できます。
・BPMとは…企業活動の成果実現、目標達成に向けて、ビジネス・プロセスの改善サイクルを、人とITにより迅速に実現する新しいマネジメントの考え方
プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です
1日目 9:30~17:00
1.ビジネスプロセスマネジメント(BPM)とは ・BPMとは何か、その背景と達成要件を理解する ・事例を通じてBPMを理解する 2.マネジメントプロセスとは ・そもそもマネジメントとは何か ・管理したい“業務プロセス”と管理のためのプロセス”の違いを理解する 【ワークショップ1】 業務プロセス問題に潜む背景要因を抽出し、仮説を設定する 3.業務プロセス可視化へのチャレンジ ・業務プロセスの構造を理解し、その体系を可視化する ・BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)実行のレベルから、情報システム実装のためのプロセスレベル可視化まで ・可視化目的に従った最適な手法の選択 (業務機能体系表、 BPMN“Business Process Modeling Notation”、IDEF0) 【ワークショップ2】 “BPMN”による業務プロセス可視化の実践
2日目 9:30~17:00
4.業務プロセスを改善する ・業務プロセスに適応する“MPUロス”の視点を理解する ・MPUロスの視点を盛り込んだ “効率的な業務プロセス設計手法”を学ぶ 【ワークショップ3】 業務プロセスの改善着眼を検討する 5.業務管理プロセスを高度化し、継続改善につなげる ・BPMのコンセプト “マネジメントバリューアップ”と管理業務の標準化手段 6.BPMのための情報システム“BPMS”とは ・BPMに必要な情報システムの種類と、そのシステム機能 【ワークショップ4】 業務プロセスへのバリューアップ検討 7.可視化、改善活動の進め方のポイントを学ぶ ・BPM推進のための体制検討と社内展開、推進計画の立て方 ・“ワイガヤファシリテーション”によるBPM推進と組織活性化 ・講義内容の振り返りと実践ポイント
対象
- 具体的に改善/改革を推進する事業部門の改善リーダー、改善スタッフ
- 継続的改善力の定着化や管理の仕組み化に取り組む、経営企画、事業部門内企画担当、IT企画担当、会社を統括する部門の方々
- “ビジネスプロセスマネジメント(BPM)”導入に関心のある方々
費用について
実施にかかる費用については、「よくあるご質問」をご覧ください。
その他・関連情報
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