日本における「リーダーシップ」|講師インタビュー「リーダーシップの学びに『感動』を」 vol.1
研修の最前線で活躍する講師のインタビューを交えながら、様々な人材育成テーマについて考えるシリーズ。初回は「リーダーシップ」についてお伝えしていきます。
vol.1「リーダーシップの学びに『感動』を~イントロダクション~」
日本における「リーダーシップ」
ビジネスで新しいチャレンジをしたり、世界とよりスピード感をもって関わっていくうえで、
「リーダーシップ」を備え発揮することは役割・階層を問わずますます期待されています。
皆様の組織でも、「リーダーシップ開発」は1つの重要テーマとして扱われ、試行錯誤されているのではないでしょうか?
この20年、日本への導入・普及が進められてきましたが、今なお日本人は「マネジメント」の方が得意で、
遠い将来を見通すことや、ビジョンや価値観をメンバーと語ることが不得手と言われることもあります。
多くの一般社員の方は「リーダーシップ」は自分には縁のないものと思いがちですし、ミドルマネジメントは短期の業績管理に追われています。
「リーダーシップ」の学びの場をどうつくるか
「リーダーシップ」は人の内面に深く根ざすものであり、また直に人間に働きかけるものであり、理論が頭に入っているだけでは発揮するのが難しい、ということにも留意して学びの場をつくっていく必要があります。心が動いた経験があってこそ、その人のその後の行動は変わっていくのではないでしょうか。
今回インタビューした講師 中島克紀氏は、20年間「リーダーシップ」の日本での普及に携わってきました。その過程を振り返りながら、人々の力を引き出し発揮を支援するために中島氏がどんな信条をもってトレーニングの場をつくっているか、研修に参加される方にどのような変化があるのか、お話ししていきます。
◆中島 克紀(なかじま かつのり)プロフィール◆
一般社団法人日本能率協会 エキスパート
「TheLeadershipChallenge」認定マスター
社団法人日本能率協会に入職後、マネジメントとリーダーシップの機能、チーム変革の研究と理論・実践のバランスを追及するセミナー開発に従事。アメリカの財団法人との次世代リーダープログラム共同開発後、企業・自治体での管理者教育に従事。