失敗しない研修計画
JMAソリューションの研修はこんなふうに進む!(2)
研修実施~アフターフォロー
ご提案内容をもとに研修の内容が決まれば、実施に向けた調整や準備を経て、いよいよ研修当日を迎えます。当初の目的に沿った研修にするためにスタッフが心がけていること、さらには研修終了後のフォローの意義などについて、前回に引き続き、2人のスタッフが語ります。
プロフィール
武智(たけち)氏
経営人材革新センター 民間ソリューションチーム所属
自動車メーカー勤務を経て、2001年に中途入職
マーケティング・営業CS分野のセミナー、事例発表大会、次世代経営者育成・役員研修等を担当するとともに、統括業務を担当。現在は個別企業の人事課題解決に向けたソシューション提供業務に従事。
水沼(みずぬま)氏
経営人材革新センター 民間ソリューションチーム所属
専門商社勤務を経て、2007年に中途入職。
展示会企画・運営業務を担当した後、2018年から現在まで個別企業の人事課題解決に向けたソシューション提供業務に従事。
(1)研修の実施
講師と意識を共有し、研修の目的を外さないようチェック
――実施に向けた準備や、当日の進行のポイントはどんなところにありますか?
水沼
お客様側の担当者と講師と私たちの3者で打ち合わせを行いますが、とくに講師には研修の意図(目的)をしっかり伝えることを徹底しています。研修中のタスクについての細かい確認もいますが、重要なのは目的意識を共有することです。
武智
ゴールイメージの共有ですね。
水沼
言葉にするなら、たとえば「この研修を通じて受講生に変革のためのマネジメント手法をインプットすることで、組織の変革を加速したい」という大きなところを共有するということですね。
武智
それでも、実際に研修が始まると講師の方で熱が入りすぎてしまい、やや目的からずれるようなこともあるものです。ですが、私たちもできる限りオブザーバーとして研修会場に入り、気づいたことがあれば随時講師に伝えていきます。
――企業側の担当者は研修に入る必要はあるのでしょうか?
武智
私たちとしては、可能な限り同席していただきたいと考えています。そのほうが参加される方も安心できると思うんですよ。
水沼
その会社の方、人事の方にしか分からないこともありますしね。過去の研修では、こちらが「あまり盛り上がっていないな」と感じていても、人事の方は「すごく真面目に頑張っている」とおっしゃっていて、「そうなのか!」と意外に思ったこともありました(笑)。
武智
そういうことはやはり内部の方にしかわからないんですよね。だからこそ、できる限り立ち会っていただき、参加者の皆さんの反応を正しく捉えながら進めていけるのが理想です。
(2)アフターフォロー
定着度合いを見守りつつ、より全社的な育成のため、できることを共に考える
――研修後のアフターフォローなどはどのようなことをしていますか?
武智
研修は一度やって終わりではなく、学んだことを業務に活かしていくことが重要です。研修の1カ月後、3カ月後、半年後に課題提出を求めるなどの場合には、システムを使って自動でリマインドをするなどのフォローが可能です。事後課題がない場合でも、研修が終わればお付き合いが終わりというわけではなく、定期的に連絡を取り、研修後のアクションプランについて実施状況をお尋ねするなどしています。
水沼
階層別研修の場合、たとえば課長研修を行ったとして、企業としてもそこだけを変えたいわけではないはずなんですね。全体として今どんな課題を抱えていて、どういう育成をしていけばよいのか。アフターフォローでの会話を通じて、そうしたことを明確にすることが可能になります。ちなみに、階層別研修はやはり一貫性を持って進めることで組織の変化に繋がりやすいと感じています。一貫したコンセプトで研修を2階層で行うと、階層の上下で共通言語を持つことができ、コミュニケーションが円滑になり、変化のハードルが下がるのが原因だと推察しています。
終わりに
まずは壁打ち相手役としてご相談いただきたい
――お問い合わせからアフターフォローまで一連の流れを聞いてきましたが、最後に、JMAソリューションとしての強みと、育成担当者の皆さんへのメッセージを聞かせてください。
水沼
公開研修ではなく社内研修を行いたいという場合に、それぞれの会社の課題をとらえたうえで、より柔軟なカスタマイズができるということ大きな特徴だと思います。
武智
私たちは、公開研修として長年の実績を持つプログラムがあり、カスタマイズもこれをベースに組み立てることができるので、安心感を持っていただけるのではないでしょうか。公開研修として実施されている中には、階層別研修はもちろんスキル別研修も豊富な種類のプログラムがあるので、各企業の課題に対して組み合わせてのご提案などもでき、内容をイメージしていただきやすいとも思います。
また、研修機関としては比較的大きな組織でもあるので、今の時代の課題感、研修のトレンドなどについての情報も多く持っていると自負しています。そうした情報のご提供もできるので、うまく利用していただけるとよいですね。
水沼
ちなみに、お問い合わせをいただいた結果、必要なのは研修ではなく制度設計だとわかるなど、研修実施に至らないのもよくあることです。私たちとしてはそれでもよいと思っています。まずは私たちを壁打ち相手だと思って、遠慮なくご相談いただけると嬉しいです。