ワークショップの進め方|イノベーションを実現する「デザイン思考研修③」
◆コラム第1回・第2回:①「デザイン思考とその特徴とは?」 ②「デザイン思考研修を構成する3つのプロセス」
デザイン思考研修 事前課題について
効率的なプログラム進行のため、 Observation(観察)に関しては、事前課題として取り組んでいただきます。
ワークショップテーマ(例)
「2025年に代官山にオープンする、”日本の今”を表す商品を集めたコンセプトショップにて販売する作品」をスケッチレベルで構想
・・・事前課題では受講生各自が、日本を象徴する風景という視点で街に出て、目についたものを写真撮影してきていただきます。研修当日、プリントアウトした写真を持ち寄り、ワークショップの素材として活用します。
デザイン思考研修 カリキュラム(1日での実施例)
■事前課題:ワークショップテーマに関する写真撮影(上記参照)
(AM)
■オリエンテーション
・研修のねらい、進め方、内容 ・研修に何を期待するか
■デザイン思考からのイノベーション ・IDEOに学ぶイノベーション戦略
■「オブザベーション」の実践
・オブザベーションの解説 ・オブザベーションの解析(事前課題の共有)
(PM)
■「ブレインストーミング」の実践
・ブレインストーミングの解説 ・ブレインストーミング実施【グループ演習】
■デザインチャレンジの解説
・デザインチャレンジ(スケッチレベル)【個人演習】
■プレゼンテーション、レビュー
■質疑応答
■まとめ
担当講師
石黒 猛 (いしぐろ たけし)
石黒猛事務所 代表
1969年生まれ
育英工業高等専門学校卒業後,1995年にロンドン,ロイヤル・カレッジ・オブ・アート工業デザイン科修了
1996年に米IDEO社に入社。同サンフランシスコ事務所に勤務し、広くプロダクトデザイン、戦略に携わる。
1999年に東京事務所に移り、2001年退社。
2002年から個人活動をスタートさせ、プロダクト、アート、舞台演出などの分野で活動中。
《ライスソルト・アンド・ペッパーシェーカー》は1998年よりニューヨーク近代美術館永久保存。
現在は、業種を問わず様々な企業への商品開発、サービス開発をはじめとするコンサルティング、デザイン思考に関するワークショップや研修の講師としても活躍している。
●関連情報
現代イノベーションの必修科目、「デザイン思考」を考える(1)
◆コラム第1回・第2回:①「デザイン思考とその特徴とは?」 ②「デザイン思考研修を構成する3つのプロセス」
※関連プログラム
・先見性を鍛える思考力強化
・問題解決力強化
・図解による課題と思考の整理術
・新事業・新商品開発