失敗しない研修計画
若手社員のコミュニケーションスキルを高めるJMAソリューションの研修のテーマ8選
ビジネスにおいて成果を上げるには、社内外でのコミュニケーション力が必要です。「若手社員のコミュニケーション力を高めたい」「若手社員に周囲を巻き込みながら仕事を進める人材になってほしい」などと考える人事担当者も多いでしょう。
ここでは、若手社員のコミュニケーションスキルを高めるための研修とそのポイントを紹介します。
コミュニケーションの目的
ビジネスにおけるコミュニケーションのゴールは、「相手に自分の意図した行動をしてもらうこと」にあります。ビジネスは自分だけで成功させることは困難なため、自分と相手との認識のズレをなくし、連携しながら実行することが必要。
その際、論理的なコミュニケーションも重要ですが、それだけでは相手の納得を得られず、最終的に行動につながらないこともあります。
悪いコミュニケーションと良いコミュニケーションの違いとは
コミュニケーション能力の程度は、仕事の質だけでなく人間関係をも左右してしまいます。そもそも、良いコミュニケーション、悪いコミュニケーションとはどのようなものでしょうか。
悪いコミュニケーションとは?
若手社員同士が衝突していたり、ミスを押しつけあったりする姿を目にするケースが多いのならば、悪いコミュニケーションを引き起こしている可能性が高いです。悪いコミュニケーションを引き起こす要因の一つとして、「コミュニケーションが一方的になっている」というケースが挙げられます。自分の考えていることを一方的に発言し、相手の言いたいことは理解しようとしないなどです。
良いコミュニケーションとは?
良いコミュニケーションは「相手がどう思うかを考える」ことから始まります。コミュニケーションは相手が受け取って初めて成立するものですから、自分が考えていることを相手に伝えるには、相手の考えや感じていることを理解しようする意識が欠かせません。
また、お互いがこの意識を持っていることが双方向のコミュニケーションに繋がります。
若手社員特有の問題にはどのようなものがあるか?
世代間のギャップによるコミュニケーションの課題は、さまざまな場面で起こります。 特に起こりやすい若手社員特有のコミュニケーションの問題を紹介します。
「報・連・相」の重要性はわかっていても徹底できていないケース
① 方法、タイミングがわからない
昨今は電話やチャット、メールとさまざまなコミュニケーションの方法があります。
そこで発生しやすいのが、業務の内容や緊急度、重要度によってどの方法が最適なのかの判断ができないという問題です。
また、どのタイミング、どの手段で報・連・相をしたらよいのかと悩んでしまうケースもあります。
② 伝え方のテクニックを知らない
伝えたいことがあっても、うまく相手に伝えられない若手社員がいます。
「結論から言う」、「事実と主観を分ける」といった伝え方のテクニックが身についていないことが原因です。話をしている本人も話の途中で「何を伝えたいのか」が分からなくなってしまい、結局相手に伝わらないということも起こります。
③ コミュニケーションをためらってしまう
「報・連・相」を実行しようと意気込んでいるものの、躊躇してしまうことがあります。
上司が忙しそうで話しかけるタイミングがわからない、話しかけたものの「出かけるから後にして」と言われて、報告する気をなくしてしまうというように、次第に積極的にコミュニケーションを取らなくなってしまうのです。
また、わからないことがあっても「このような簡単なことを聞いてもいいのか」と結局聞かないままになってしまい、そこから問題が発生してしまうこともあります。
若手社員のコミュニケーション改善に有効な研修ラインナップ
ここまで上げてきたような問題を解決するには、伝えるべきことを整理し、そのうえで、伝え方を工夫する必要があります。その助けになる研修メニューを紹介しましょう。
情報整理
・ロジカルシンキング
誰にでも分かるように情報を整理する論理的思考は、ビジネスパーソンに最も必要とされるスキルの一つです。ロジカルシンキングの重要性などの基本から、MECEや帰納法、演繹法といったロジカルシンキングの手法を学びながら、実務へ応用できるスキルを身につけます。
https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill1_1/
・若手社員のための図解による課題と思考の整理術
若手社員が自分の考えをまとめたり、課題を見つけたりするために「図解による課題と思考の整理術」を学びます。相手に伝えりやすい資料づくりや伝わりやすい話ができるように、コミュニケーション向上を目指す研修です。
https://solution.jma.or.jp/service/training/position/position5_6/
伝え方
・説明力強化トレーニング
ビジネスではあらゆる場面で、相手に「うまく説明する」説得力が必要です。議論・演習が中心となったプログラムを通じて、「相手に伝わる技術」を習得していきます。
https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill2_1/
・アサーティブコミュニケーション習得
ビジネスで成果をあげるには、周囲を巻き込む力が必要です。その際、お互いを尊重しながら意見を交わすといった、協働・交渉に有効なコミュニケーションスキルをロールプレイ演習で身につけていきます。
https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill2_2/
・組織力向上のための 「報・連・相」 スキルアップセミナー
ビジネスの基本であり若手特有の課題でもある「報・連・相」を学びます。目的だけでなく実際の業務に活かせるように、効果的に行うコツやスキルを学びます。
https://solution.jma.or.jp/service/training/position/position5_7/
・若手・中堅社員のための文章力強化
昨今ではさまざまな働き方の広がりによって、テキストコミュニケーションも増えています。「通じる文章」を書くための5つの力として「説得力・論理力・伝達力・適応力・修正力」を学びます。
https://solution.jma.or.jp/service/training/position/position5_4/
・ディベート実践で学ぶ、論理的な伝え方と表現力強化
個々の能力を最大限に発揮するためには、論理的な「伝え方」や「表現力」を高める必要があります。そこでディベート手法を用いて、基礎から具体的に、より実践的に学びます。
https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill2_4/
・説得力を増す、効果的なプレゼンテーション資料作成
ビジネスにおいて、自分の考えを相手に効果的に伝えられるプレゼンテーションスキルは必須のスキルです。資料作成の目的とゴール設定をはじめ、グラフや図の表現といったビジュアル上の工夫なども演習形式で学びます。
https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill2_10/
ここまで研修のラインナップを一部ご紹介しましたが、知識をつけるだけでは、コミュニケーションスキルは高まりません。
重要なのは、ロールプレイングや演習などを組み込み、現場で実践できるスキルを身につけることです。その実践の場として研修を活用していただければ幸いです。