本プログラムのねらい
コスト分析・コストテーブルは「査定ツール」ではなく、「コスト削減ツール」
図面を提示して製作依頼するものは「原価主義」で価格決定されるのが一般的で、コスト分析はこのような加工品のコスト分析技術として発展してきたものです。しかし残念ながら、コスト分析の目的が「適切な価格設定を行う」という狭い概念にとらわれがちで、本来的なコスト分析活動が行われず、結果として「コスト削減効果が得られない」「コストテーブルは作ったが活かされていない」「コストテーブルのメンテナンスができていない」といった状況に陥っている企業が多いようです。
本プログラムでは、コスト分析の進め方、コストテーブルのあり方について、解説と演習を通じて理解を深め、コストダウンを成功させるテクニックを1日集中プログラムで学んでいただきます。
プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です
1日 10:00~17:15
1.コスト分析の必要性
(1)コスト分析の目的
(2)コスト分析の得手、不得手
1)一般的な価格の査定方法
2)価格の決定要因
3)マクロなコスト分析アプローチ
(1)コスト分析の目的
(2)コスト分析の得手、不得手
1)一般的な価格の査定方法
2)価格の決定要因
3)マクロなコスト分析アプローチ
2.コスト分析の技術
(1)コスト構成要素
1)見積書の一般的構成
2)見積明細を必要とする理由
(2)材料費の分析
(3)加工費の分析
1)加工費率の分析
2)加工時間の分析
(4)管理費・利益の分析
3.実践的コストテーブルの作成
(1)なぜ、コストテーブルが使われないのか
(2)これがベターなコストテーブル
バイヤーの知恵・工夫が活かせ、メンテナンスが容易
4.コスト分析演習
(1)プレス部品 コスト分析演習
(2)射出成型部品 コスト分析演習
(3)段ボールシート加工品 価格査定演習
付録(コラム):コストダウン脳の鍛え方
対象
購買・調達部門の担当者・主任・係長・課長