イノベーションを起こし、社会課題の解決をするために
本プログラムのねらい
現在、単体の製品では、本当の意味で「顧客価値」を実現することが困難になりつつあります。従来は市場調査や市場分析から出てくる顧客像が、市場全体からの顧客像であることが多いと定義されていたが、それは大衆が同じ欲求を持っていた時代であり、現在の個性的な市場ではその手法が有効であるとは言えません。「顧客を中心にものを考える」ことは、理念としては当たり前にも思えますが、いざ実践するとなるとなかなか難しいものであり、共通する性格や行動の特性を持つ世界中の顧客について、統計的にアプローチするには多大な費用と時間がかかるものです。
しかし、新たなマーケティング手法を使えば、特定の顧客像を明らかにして、その特性を定義し、これに当てはまる人々や顧客に満足を与えることが可能となります。そこで近年、人間中心アプローチに基づくデザイン思考、エスノグラフィー、ペルソナやカスタマージャーニーマップといった手法が、顧客の生活の豊かさに貢献する手法として急速に普及していており、製品やサービスにおける差別化のポイントが「技術」や「コスト」から「顧客経験」へと大きくシフトする中、顧客経験全体を捉えることが非常に重要となってきているのです。
本セミナーでは、まず、自社のビジネスをどのように「顧客の時代」に適応させていくべきか、これまで検討してこなかった次元の解決策を導き出す上で、必要となる新しいゲームのルールに移行する(パラダイムシフト)方法を体得します。次に、パラダイムシフトを実現する上で、阻害要因ともなりうる個人の思考方法「水平思考」と「垂直思考」の違いを理解して頂き、イノベーションが起こせる条件を整理していきます。更に、デザイン思考のフレームワーク、ペルソナやカスタマージャーニーマップといった手法を活用して、社会課題の解決に挑戦して頂きます。
対象
- 斬新なアイデアを創り出し、デジタル価値を提案したい方
- 製品・商品開発・社会課題の解決にむけて発想のヒントを得たい方
- デザイン思考の強みと弱みを理解し、弱みを補う思考法を学びたい方
- イノベーションが起こせる本質的な条件を理解し、第一歩を踏み出すヒントを得たい方
ポイント
本セミナー受講により、以下4つの目的を達成していただきます。
- ①イノベーション、デザイン思考が目指している事の本質を理解する。
- ②水平思考と垂直思考の違いを理解し、パラダイムシフトをする事の重要性、阻害要因を理解する。
- ③人・チーム・環境の変革を理解し、イノベーションが起こせる条件を理解する。
- ④デザイン思考を活用して、社会課題を解決することで、顧客経験(CX)、人間中心アプローチ、インサイト合意形成の重要性を理解する。
このような方にもおすすめ
- 新商品・新サービスの企画ご担当者にとって
新事業創出のための革新的アイデア提示が出来るようになります。 - プロジェクトマネジャーの方々にとって
問題が大規模複雑化、問題を放置すると負の連鎖に陥る中で対峙する事が問われる中、人間の行動に着目したアプローチによる、適切な解像度のアクションで、問題を放置しない仕掛けが提示できるようになります。 - ビジネスアナリストの方々にとって
顧客の潜在ニーズ獲得の手法として必須のスキルであり、顧客が声に出せない潜在ニーズを、表現する事ができるようになります。 - アジャイルチームにとって
デザイン思考とアジャイルはとても相性が良く、デザイン思考チームが設定したアイデアをバックログに設定し、アジャイルチームが高速で検証を行います。
これからアジャイル適用を検討されている方、アジャイルを導入したがうまく適用できていない方に、お勧めします。
1日目
時間 | プログラム |
---|---|
9:45 ~ 16:45 |
|
2日目
時間 | プログラム |
---|---|
9:45 ~ 16:45 |
|