本プログラムのねらい
採用者情報、従業員満足度調査(ES調査)結果等、人や組織に関わる情報・データは各社人事部門のなかに多く収集・蓄積されています。しかしながら、それらを人事部門の本来の使命である事業貢献にどれくらい活用できているでしょうか。
事業部門ではデータを活用した顧客分析や現場の生産効率の向上が当たり前になっている一方、人事部門では属人的、あるいは経験や前例に基づく判断で業務が遂行されているケースが散見されます。人材の多様性や事業環境の変化のスピードが増している昨今、このような属人的な判断や前例踏襲では、事業と人事慣行の間にギャップが生じかねません。
本プログラムでは、統計分析の基礎知識の習得に加え、人事実務におけるデータ活用をケーススタディやグループワークを通じて考えることにより、人事部門が戦略パートナーとして活躍するための人事情報リテラシーを養います。
本プログラムで得られること
- 戦略パートナーとして必要な人事データ活用の考え方
- 基本的な統計分析の知識
- グループワーク共有を通じての他社取組み事例
参考
2015年、米国ミシガン大学、RBLグループ、および日本能率協会にて第7回人事コンピテンシー調査を実施しました。その結果、現在の人事プロフェッショナルに必要な9つのコンピテンシーが明らかになりました。本プログラムは、そのコンピテンシーのひとつである「Analysis Designer and Interpreter」を伸ばすことをねらいとしています。
プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です
1日 10:00~17:00
・自己紹介
・自社でのデータ活用状況の共有
2 事業貢献のための人事データ活用とは
3 統計分析の基礎知識
・バラツキとは
・相関とは
・回帰分析とは
4 EXCEL(R)(エクセル)でできるデータ分析 【演習】
5 人事部門に関わるデータ分析 【ケーススタディ・グループワーク】
◆人事情報を活用した管理職任用
管理職任用のシチュエーションにおいて、会社全体の経営計画、業績状況、任用ポストの職務要件、任用候補者のプロフィール等、様々な情報を勘案して事業ニーズを満たす人材配置を検討します。
6 まとめ
※演習ではEXCEL((R)Microsoft)を使用しますので、当該ソフトウェアがインストールされているPCをご持参ください。
対象
- 戦略パートナーとして人事業務を遂行したいと考えている方
- データを活用した人事・組織運営に関心のある方
- 人事系システムに任せきりではなく、システムの更なる活用をお考えの方
費用について
実施にかかる費用については、「よくあるご質問」をご覧ください。
その他・関連情報
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