失敗しない研修計画

モチベーションアップのための研修ラインナップ

公開日:2024/10/22 更新日:2024/10/22

メンバー一人ひとりのモチベーションは、チームとしての成果に直結する重要な要素です。では、モチベーションを高く保つにはどうすればよいのでしょうか?本稿では、モチベーションの維持向上に役立つ意外なスキルと、それを身に付けるための研修例をご紹介します。

モチベーションが高いとどんなメリットがあるか?

メンバーのモチベーションが高い状態は、本人の生産性アップや成長につながるだけでなく、組織全体の生産性も向上します。さらに、メンバーのモチベーションが高い状態では一般的にエンゲージメントも高まるため、組織への帰属意識が上がり、離職率の低下などにもつながります。メンバーが常に高いモチベーションを維持できていることは、組織にとっても理想的な状態と言えるでしょう。

そうは言っても、モチベーションはさまざまな理由で低下するものです。さらに、チーム内に誰か一人、モチベーションの低下したメンバーがいると、他のメンバーのモチベーションまで下がってしまう悪循環に陥ってしまいかねません。組織としては、モチベーション低下の原因を知り、対策を取る必要があると言えます。

モチベーションが下がる理由

では、モチベーションが低下するのはどのようなときなのでしょうか。一般的に、以下のような場合にはモチベーションが低下しやすいと考えられています。

①仕事にやりがいを感じられない

モチベーション(動機)には、内発的動機と外発的動機があると言われます。内発的動機とは、自分自身が「やりたい」と思うことから生まれるモチベーション、外発的動機とは、「報酬をもらうため」や「罰を受けないため」といった外部の条件から生まれるモチベーションであり、内発的動機のほうが低下しにくいとされています。やりがいが感じられないということは、内発的動機が生まれないということであり、モチベーションの低下につながりやすい状態と言えます。

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「内発的動機」を引き出し、活かす

②評価や待遇に納得できていない

評価や待遇は外発的動機の一種ですが、その内容に納得できない状態は不満につながります。無理な目標設定や客観性の感じられない評価はモチベーションの低下を招くと言えます。 

③忙しすぎる

忙しすぎて長時間労働が続あたり、十分な休息が取れなかったりすると、ストレスが蓄積され、仕事へのモチベーションは大きく低下します。放置すればメンタルの不調など体調不良につながる恐れもあります。

④人間関係がよくない

仕事そのものがハードであっても、チームの人間関係が良好であれば励まし合ったり助け合ったりしながらポジティブな気持ちで取り組むことができます。それができない職場であれば、モチベーションを保つことも難しくなるでしょう。

⑤キャリアプランがない

明確なキャリアプランがあれば、目標に向かって主体的に取り組むことができますが、キャリアプランがないと目標そのものが定まらず、内発的動機が生まれません。 

モチベーションの低下を招くこうした問題は、研修を通じて解決することも可能です。たとえば、③は一人ひとりが仕事の効率を上げることで解決できる可能性がありますし、④はコミュニケーションスキルを身に付けることで改善できそうです。⑤については、研修という形でキャリアプランを作る場を設けることも有効でしょう。

JMAがおすすめするモチベーションアップのための研修テーマ

ここまで見てきたモチベーションの低下要因を踏まえ、その解決につながる研修テーマをご紹介します。

<「忙しすぎる」を解決する>

若手社員のための段取り力強化

https://solution.jma.or.jp/seisansei/kakushokuba_27/

仕事の「型」ができていない若手社員は、業務も何かと非効率になりがちです。そこで、「セルフマネジメントシート」を使って現在の業務を「見える化」、現在の業務の見直しと実践の準備を行います。

タイムマネジメント

https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill6_1/

忙しすぎるのは時間の使い方に問題があるのかもしれません。この研修では、自らの記録したタイムスケジュールをもとに、受講者同士での意見交換、講師からのフィードバックを通じて改善策を発見。簡単に実行できて続けられる時間の使い方を学びます。

ロジカルな思考力を鍛える問題解決力強化

https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill1_2/

「堂々巡りでなかなか答えが出ない」「コミュニケーションに行き違いが多い」こうしたことは、問題がロジカルに整理されていないせいで起こります。ロジカルシンキングを身につけることで素早い問題解決が可能になり、時間にゆとりが生まれます。

<「人間関係」を改善する>

対話力向上

https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill2_5/

「自分にとって役立つ」と捉える「ユースフル思考」を学び、好感を持たれるふるまい方や話し方を、ロールプレイ演習を通じてトレーニング。社内外での人間関係を構築・改善し、他者に影響力を発揮できるスキルを身に付けます。

 アサーティブコミュニケーション習得

https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/skill/skill2_2/

アサーティブコミュニケーションとは、相手を否定せずに自分の意見を通すスキルのこと。自分の言いたいことを上手に伝えられるようになることで、対人関係のストレスをためずに仕事を進められるようになります。 

<キャリア意識を持つ>

キャリアデザイン

https://solution.jma.or.jp/service/training/theme/career-design/

自己の強み、得意分野、今後活躍したい領域などを考え、自らのありたい将来像を描き出すまでを実践。目標が定まることがモチベーションの維持、向上につながります。

<管理職向き>

管理職が学ぶモチベーションマネジメント研修〔導入編〕

https://solution.jma.or.jp/service/training/position/position3_8/

職場のモチベーション向上を図りたい管理職向けのプログラム。チームのモチベーションの見極め方や、モチベーションを高めるためのマネジメント手法を、演習やディスカッションを通じて学びます。

リモートワークにおけるメンバーのモチベーションマネジメント

https://solution.jma.or.jp/motivation-mgmt/

リモート環境でのモチベーションマネジメントはとりわけ難しいと言われます。本プログラムでは、リモート環境特有の課題を踏まえつつ、1on1で部下のモチベーションを向上させるスキルを学ぶことができます。

 

モチベーション低下の原因はさまざまですが、スキルの習得で解決できることも数多くあります。現状の課題に合わせて研修を実施することも、ぜひ検討してみていただければと思います。