【日時】2022年10月18日(火)15時00分~17時00分
【参加費】無料 ※事前申込制
【会場】オンライン(ZOOMミーティング形式) ※詳細は申込時にお知らせします
【講師】八木 隆一郎(やぎ りゅういちろう)
公益社団法人 国際経済労働研究所 専務理事兼統括研究員
株式会社 応用社会心理学研究所 研究顧問
【定員】先着30名
【対象】経営幹部、経営企画、人事部門、CS部門、事業部門の責任者クラスの方々
※本説明会はミーティング形式で行います。
原則カメラ・マイクをオンにしていただける方のみご参加ください。
※自社での研修実施のご判断にお役立ていただくことを想定しております。
※上記に当てはまらない方のご参加はご遠慮ください。
※同業他社の方のご参加は固くお断りしておりますワークを実施いたします。
組織的不正を生まない企業風土醸成のために
つい数年前まで遅々として進まなかった「働き方改革」は、コロナ渦によって急速に進捗することとなりました。
しかしその改革は人材不足の続く中、生産性向上という名の“労働時間の短縮”にフォーカスされがちです。実際、“改革”によって多くの企業が労働時間削減の成果を上げていますが、従業員のモティベーションは下がっているという例もあり、“改悪”と揶揄されたりもしています。
働き方改革を成功に導き、持続可能な経営を進めていくためには、健全な企業風土の醸成が不可欠です。特にここ数年、メディアで頻繁に報道されている組織不正や品質問題(食品偽装、個人情報の漏洩、品質データの改ざんや組織的隠ぺいなど)は、法による罰則を受けるのみならず、顧客、取引先、投資家や従業員などあらゆるステークホルダーの信頼を失墜させ、計り知れない経営的損害を受けてしまいます。このような問題は全て“人”に起因しており、突き詰めれば従業員一人ひとりの意識の問題といえます。
本説明会では、目指すべき健全な企業風土の特徴や、その測定に用いる『JMAワーク・モティベーション測定調査』について説明します。
従業員の心理的安全性を担保し、モティベーションが発揮できる企業風土は、生産性向上と不祥事未然防止のための土台といえるでしょう。組織課題の打ち手にお悩みの皆様のご参加をお持ち申し上げます。
ワーク・モティベーションとは
内発・外発の両面により構成される働く人の意欲にかかわる過程を「ワーク・モティベーション(WM)」といいます。
本説明会では、全国320組織223万人の蓄積データを基に、内発・外発のWMのバランス状態を固有の測定技術により指標化したものとしてご紹介いたします。
プログラム(予定)
- 働き方改革による成果と課題 ~ES(従業員満足度)からモティベーションへの転換
- ワーク・モティベーション(WM)とは ~理論的背景に基づいた“やる気”の測り方
- エンゲージメントサーベイの問題点 ~指標の可視化による落とし穴
- 品質問題と従業員の意識の関係 ~健全な組織風土による品質問題の「予防」
- WMは企業業績を予測する ~業績につながる従業員の“やる気”の状態
- 企業制度・施策とWMの関係 ~従業員のやる気を引き出す制度・施策
- 質疑応答
講師
八木隆一郎 氏 (やぎ りゅういちろう)
公益社団法人 国際経済労働研究所 専務理事兼統括研究員
株式会社 応用社会心理学研究所 研究顧問
専門は社専門は社会心理学。動機づけ、組織論、働きがい、ライフパタンなど研究分野は多岐にわたる。
全国の主要労働組合が参加した国際経済労働研究所第30回共同意識調査ON・I・ON(オニオン)2をまとめ、研究グループを主宰。大学でも教鞭をとる。日本社会心理学会では自主シンポジウム『社会心理学における「産・労・学」協同の可能性』を研究メンバーとともに発表。
2007年には約130社のデータから、ワーク・モティベーションと企業業績の関係の実証的研究結果を公表し、その測定方法を使った調査プログラムは海外も含め全国400社に採用され、今日に至っている。