役員のための経営戦略

本プログラムのねらい

経営戦略におけるトップマネジメントのイニシアチブとは

近年の経営における外部環境の激しい変化に伴い、トップマネジメントは海外展開、事業再編、異業種への参入、成長分野への投資など新たな打ち手とともに、構造も的確に変革していかなければなりません。
企業の全体最適・将来最適を見据えながら限られた経営資源の配分と有効活用を考え、優先順位を決断する。まさにトップマネジメントの見識と判断力、責任感が問われる時代だと言えます。
本プログラムでは、経営戦略の策定・実行・評価において、トップマネジメントに求められる視点と行動を、知識と豊富な事例解説、受講者相互のディスカッションを通じて総合的に学びます。
さらに、構造改革と業績向上を実現した経営経験者の体験を通じて考察を深めていきます。

戦略のデザインと実行

■全社戦略とトップマネジメントの役割
・トップマネジメントが決断することは?
・定石の理解と具体的な企業経営への対応
■事業の競争戦略の構築と実施
・事業戦略・機能別戦略の策定、実行、評価
・自社の勝ちパターンと推進体制を見出す
・経営目標達成に向けた行動計画の進捗管理

プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です

【1日目】
1. 経営戦略とは何か
1)このプログラムで学ぶこと
2)【ケーススタディ】:M社
・事業目標の設定
・顧客の定義
・提供価値の定義
・競合の定義
・競合優位性の構築
・フィージビリティ・チェック

3)戦略的思考とは
・考える力の醸成 【演習】
・フレームワークの功罪
2. 経営環境を正しく認識する
1)メガトレンドの意味するところ
2)グローバル化の意味するところ

3. 経営ビジョンを設定する
1)経営ビジョンは本当に役に立つのか
~「壁に掛けたお飾りのビジョン」と「本当に役に立つビジョン」~
2)CSV(Creating Shared Values)
~経済的価値の追求と社会的価値の追求は両立するのか~

4. コアコンピタンスを認識・育成する
1)SP(strategic positioning)とOE(Organizational Effectiveness)
2)コアコンピタンスの認識 【演習】
3)コアコンピタンスと事業多角化 【演習】
5.リアルケーススタディ【経営者講演】
トップマネジメントに求められる戦略の実行・実現の要諦についてお話いただきます。
名刺交換会

【2日目】
6. 全社戦略
1)全社戦略とは何か
・事業戦略と全社戦略の違い 【演習】
2)ポートフォリオ・マネジメント
・事業間の資源再配分を考える枠組み 【演習】

7. 不確実性のマネジメント ~未来は予測可能か~
・こまめな軌道修正
・複数の選択肢
・未来を作る
・オプションを確保する

8. 【ケーススタディ】:R社
1)事業目標の設定
2)顧客分析
3)提供価値の定義
4)競合分析
5)競合優位性の構築
6)経済性分析
7)競合のリアクション

9. 事業開発(Business Development)と戦略の実行
1)落とし穴を避ける(ネガティブ・チェック)
2)実行力で競合を凌駕する

10. 【ケーススタディ】:X社
・グループワーク
・ロールプレイ

11. まとめ

対象

取締役・執行役員・経営幹部の方々

費用について

実施にかかる費用については、「よくあるご質問」をご覧ください。

その他・関連情報

役員研修特設ページ 導入事例などをご覧いただけます