デザイン思考とその特徴とは?|イノベーションを実現する「デザイン思考研修①」
公開日:2017/08/29 更新日:2023/09/13
デザイン思考とは
デザイン思考とは、アメリカのデザインコンサルティング会社IDEOによって、体系化され、実践されているイノベーションプロセスのこと。具体的には、以下の活動を伴うものです。
①Observationから、気づきを得る。
②Brainstormにより、仮説を組み立てる。
③Rapid Prototypingにより、プロトタイプ(試作品)を作り、試行錯誤をしながらより良いモノ(商品・サービス)を作り出す。
≪受講対象≫
・既存の枠組みを脱し、新たな発想を生み出す方法を習得したい方
・商品、サービス開発に向けたアイデアのヒントを得たい方
・研究開発部門において、従来とは異なるアプローチの思考法を習得したい方
研修の目的
①デザイン思考による価値創造のためのプロセス・視点・考え方を学び、これまでの思考の枠組みを
取り払い、拡張する。
②人々の生活や価値観に着目し、洞察することから生まれる人間中心のイノベーションの考え方を
理解する。
価値創造アプローチの特長
デザイン思考による価値創造のアプローチ
STEP1: 多様な人々の生活や価値観に着目し、幅広く課題やニーズを捉える。
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STEP2: 自社のリソースを組合わせ、ゼロベースで商品・サービスなどの試作(プロトタイプ)を作る。
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STEP3: 様々な視点からのフィードバックを受け、試作(プロトタイプ)のブラッシュアップを図る。
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STEP4: 上記3ステップを素早く繰り返す中で、本質的課題を解決する新たな価値提案が生まれる。
従来のアプローチ
STEP1: 仮想顧客(平均的ユーザー)の生活や価値観を想定し、課題・ニーズを限定的に捉える。
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STEP2: 自社の常識、先例に則った思考プロセスに基づいて、商品・サービスを開発する。
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STEP3: 限定されたメンバーにより、自社の技術・専門性を活かして商品・サービスを作り込む。
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STEP4: 既存の枠組みに基づいた想定範囲内の価値提案にとどまる。
●関連情報
現代イノベーションの必修科目、「デザイン思考」を考える(1)
◆次回は、「デザイン思考研修」の構成についてご紹介します。
※関連プログラム
・先見性を鍛える思考力強化
・問題解決力強化
・若手社員のための図解による課題と思考の整理術
・新事業・新商品開発